フィルムはごちそう

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(PENTAX 6x7, 55mm F4, f5.6, KODAK400NC)

何年ぶりかに会う友人を撮った。一応デジカメも用意していたが、メインはフィルム、しかも6x7判で都合20コマあまり撮った。
うーん、やっぱりいい。細かい所まで解像するというのなら、35ミリフルサイズのデジタル一眼だってさすがのものだけど、その場の奥行きの深さを感じさせる空気感を醸造する力というのはやっぱり面積に比例するのだと思う。6x7判 (56mmx70mm)は35ミリ判(24mmx36mm)の4倍あまりの面積がある。



6x7判で55ミリf5.6で撮った場合のボケ量は35ミリで28ミリf2.8と撮ったのと同じくらいになるのだろうが、やはり同じ大きさで見比べればその雰囲気は一目瞭然だろう。でももっと大事なのはフィルムの面積が大きくなると、なぜかそれに応じて一枚一枚にかかる視覚と精神の労働力が増える感覚(多分事実だ)がするということ。
まあその分身体の手間ひまがかかる訳で、いろいろ悩んだが、蛇腹の大判カメラにまで手を出すのは控えているのでもある。
こうして考えてみると、小さいカメラは小さいカメラなりの機動を活かした流れ行く世界を切り取る力があるし、大きいカメラはやっぱり対象と向き合って掘り下げることが出来るわけで、どちらも捨てがたい。

そして、フィルム。特にカラーネガの色が好きだ。忠実な感じの色合いに写るポジフィルムよりも。昔からこれが「写真の色だ」と思ってきたからなのか。

驚くほど良く写り便利なデジカメの出番はやっぱり多いが、ここぞ、という時はフィルムでも撮れるようにしておきたいと思う。

やっぱりフィルムで丁寧に撮った写真は香りの良いごちそうを頂いているような気分に似たものを感じる。
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by esquisses | 2009-06-30 17:14 | 写真


お寺、音楽、写真やら、副住職の日々諸々


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